斜め横顔は、キャラクターイラストの中でも難易度が高い角度のひとつ。
正面や横顔は描けても、「斜めを向いた顔になるとバランスが崩れる」「男女で描き分けができない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
特に目・鼻・口・輪郭の位置関係が崩れやすく、違和感のある仕上がりになってしまうことも。
もえかき編集部本記事では、初心者でもバランスよく描けるようになるための“斜め横顔の描き方”を丁寧に解説します。
男女キャラそれぞれの特徴を押さえた描き分け方、よくある失敗例、上手く描けない時の調整方法まで網羅。
立体感を意識した描写のコツをつかめば、どんな角度の顔でも崩れず描けるようになります。
さっそく練習してみましょう!
東北在住の専業主婦。「もえかき」の編集長。新人イラストレーターとして独学で絵を学びながら、日々表現の幅を広げています。
主婦として家事や生活を大切にしつつ、現場経験を支える保育士免許も保有。
子どもや暮らしに寄り添う視点を強みに、やさしく分かりやすいビジュアルづくりを心がけています。
学びの過程そのものも発信し、読者と一緒に成長していける編集長を目指しています。


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【パーツ別】斜め横顔イラストの描き方
斜め横顔を安定して描くためには、顔全体を一度に仕上げようとせず、パーツごとに役割を理解する姿勢が重要です。
結論として、各パーツを個別に整理し、位置関係と省略の判断を明確にすると、バランスの崩れを防げます。
理由は、斜め角度では立体情報が増え、感覚だけで描くと特定のパーツにズレが集中するためです。
ここからは、斜め横顔で特に影響が出やすい「目」「顔のりんかく」「鼻」「首」「髪の毛」の順に解説します。
目


斜め横顔で最も違和感が出やすいのは目です。
奥の目は横幅を約0.8倍程度に抑え、縦幅もわずかに縮めまると、うまくかけます!(右の絵)
理由は、顔が回転すると手前の目は大きく、奥の目は小さく見えるためです。
この遠近差を無視すると、顔全体が平面的に見えます。
目を描く際は、顔の中心線を基準に手前側の目の位置を先に決めます。
その後、奥の目は横幅を約0.8倍程度に抑え、縦幅もわずかに縮めます。
上下の位置は揃えますが、目頭と目尻の角度に差を付けると立体感が出ます。
顔のりんかく


輪郭を無理につなげようとする意識を弱め、線画のメリハリとゆるやかなカーブを意識するとうまく見えます。
一本の線で形をまとめようとすると、角度の変化を処理しきれず直線的になりやすいので避けましょう。
斜め横顔では、輪郭は連続した曲線の集合として捉える視点が重要です。
手前側の頬から顎にかけては、力を抜いた緩やかなカーブを重ねます。
途中で線を止め、少しずつ方向を変えると、不自然な直線を避けられます。
奥側の輪郭は存在感を抑え、短い線でつなぐと情報量を整理できます。
顎先は一気に結ばず、口の位置を基準に前後関係を確認しながら調整します。
鼻


鼻は斜め横顔の立体感を支える重要なパーツで、鼻の形よりも位置を優先して描く判断が必要です。



理由は、位置がずれると線の描き込み量に関係なく、顔全体のバランスが崩れるためです。
特に斜め角度では、鼻先の高さと前後位置が印象を大きく左右します。
描き始めは、眉間から顎までの中心軸を取り、その中で鼻先が入る位置を先に決めます。
鼻筋を描く場合でも、鼻先が口よりわずかに前に出る関係を意識すると破綻しません。
小鼻は形を描き込まず、手前側の位置だけを確認します。
奥側は無理に表現せず、省略した方が自然です。
鼻を点で省略する場合も、適当に置く判断は避けましょう。
首


首は顔と体をつなぐ重要な要素です。
描く際は、頭の傾きと首の角度を必ず連動させます。
理由は、首が直立すると斜め顔でも不自然に見えるためです。
首は円柱として考え、頭の下に斜めに差し込みます。
付け根は顎の真下ではなく、耳の後ろ寄りに配置すると自然です。
手前側の首筋は太く、奥側は細く描くと奥行きが出ます。
首を省略すると顔が浮いて見えるため、安定しない場合は、代替として鎖骨の一部だけでも描写すると全体が落ち着きます。
髪の毛


髪の毛は斜め横顔では量の扱い方が仕上がりを左右します。
結論として、髪の量を圧縮して考えると、見える髪の量も自然に減ります。
理由は、頭部が回転すると奥側の髪が重なり、視界から隠れる部分が増えるためです。
量をそのまま描く判断は、情報過多につながります。
描き始めは、髪全体を頭の立体へ圧縮するイメージで描いていきましょう。
その中から見える部分だけを選び、塊として配置します。
そうすることで、結果的に描写量も自然と減ります。
【手順】斜め横顔イラストの書き方
斜め顔の描き方は、感覚で進めるより手順を固定した方が安定します。
結論として、最初に形の基準を作り、後から情報を足す流れがおすすめです。
理由は、斜め角度では途中で修正すると全体が崩れやすいためです。
以下の順序で描くと、バランスを保ちやすくなります。
①まず最初に丸を描く


最初は細部を一切考えず、頭全体を包む立体として丸を描きます。



この時に描くのは、まん丸ではなく、顔全体が入るような縦長の丸がおすすめです。
この段階の丸は、完成形ではなくあくまで「土台」。
「この中に全部顔を入れる!」という気持ちで、多少大きめに描くと後の調整がしやすくなります。
歪み過ぎる丸は、目や鼻の位置ズレにつながるため、左右の膨らみと縦横比を必ず確認しましょう。
ここで形を整えるほど、あとの工程が楽になります。
②十字を描く
丸の中に十字線を入れ、顔の向きと傾きを決めます。


縦線は顔の中心軸、横線は目の基準位置です。
斜め顔では縦線を中央からずらし、顔が向いている方向を明確にします。



この際に、左側は隠れて見えない箇所もあるため、若干右よりも狭めに引くのがポイントです。
そうすることで、目の位置や鼻の位置が特定しやすくなります。
また、ずらし量がそのまま角度の強さになるため、描きたい向きを意識して調整します。
③二本線を引いて顔の側面や耳の位置を決める


中心軸に沿って二本線を追加し、顔の側面を設定します。
この線によって、顔の厚みと奥行きが決まります。
耳はこの側面ライン上に配置し、正面顔と同じ位置に置かない判断が重要です。
耳の位置は、斜め顔の立体感を判断する目印になるうえ、耳の上の部分が瞼の上の部分、下の部分が鼻の位置になってくるため、顔のパーツを描く目安になります。
顔のパーツの位置に悩んだら、まずは耳から描いてみましょう。
④耳の位置が決まったら目の位置を修正して決める


耳の位置が確定すると、顔全体の向きが固定されます。
その情報を基に、横線上の目の位置を修正します。
手前の目は幅を残し、奥の目は横方向に圧縮します。
左右を同じ大きさで描かない判断が、自然な斜め顔につながります。
⑤目や鼻、口の位置を決めて下書きで書き込む


目を基準に、鼻と口の位置関係を整理します。
ここでは完成を意識せず、前後関係と高さの確認を優先します。
線は薄く描き、何度でも直せる状態にします。
実際、筆者自身も目の大きさや口の位置などを何回も訂正しています!



訂正はやって当たり前という気持ちで、バランスを見て描いていくため、修正が多過ぎても落ち込む必要はありません。
とはいえ、あまり描き込み過ぎると修正しづらくなるため、あまりがっつり描き込まないようにしましょう。
⑥それぞれのパーツや髪の毛を書き込んで完成


最後に輪郭、各パーツ、髪の毛を立体に沿って整理します。
不要な線を消し、必要な情報だけを残します。
髪の毛は頭の形を包む意識で配置すると、斜め顔でも崩れません。
また、髪の毛は全てを一気に描こうとせず、3つくらいのパーツに分けて描くと線に悩まずに済みますよ。
完成度は、この整理と取捨選択で決まります。
まとめ:斜め横顔イラストの描き方|男・女キャラでも崩れない!上手く描けない人向けバランス調整のコツを解説
斜め横顔は、顔の立体感やパーツの配置バランスが求められるため、初心者がつまずきやすい角度です。
しかし、基本のアタリ(ガイドライン)をしっかりと取り、目や鼻の位置関係を意識すれば、男キャラ・女キャラどちらでも崩れず描くことが可能です。
本記事で紹介した「立体的に捉える視点」「男女の特徴を押さえた描き分け方」「バランス調整のコツ」を実践することで、斜め横顔が苦手な人でも描きやすくなります。
まずはシンプルな構造から練習して、少しずつ角度のある顔に挑戦していきましょう。
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